BEAGLE-HC
医薬品・医療機器の研究・開発 ポータルサイト
サイトマップ
 現在位置 : HOME > くすりのこと > くすりとからだBeagle−HC
Page Index
(からだのこと)
からだのこと 遺伝子・DNA・ゲノム アミノ酸・たんぱく質のはなし
免疫について 臨床検査項目について  
(くすりのこと)
くすりのこと    
医薬品の定義 ジェネリック医薬品 稀少疾病用薬
(オーファンドラッグ)
医薬品の一般名称 くすりの特許期間 くすりの価格(薬価)
くすりの検索 食品とくすりの食べ合わせ 薬害の歴史
(治療薬のはなし)
アルツハイマー病治療薬 抗がん剤 糖尿病治療薬
高血圧症治療薬 高脂血症治療薬 抗菌剤
抗インフルエンザ薬 花粉症治療薬 間接リウマチ治療薬
  (別ページへジャンプ)
くすりができるまで 製薬会社の健康情報サイト (厚生労働省)
統計調査結果
 
(からだのこと)
からだのこと ↑ このページの最初へ
からだの旅. 健康の森クイズ 日本医師会
 
からだのしくみ 中外製薬
 
からだのふしぎ・しくみ 清和物産
 
心臓のお話 ジョンソン・エンド・ジョンソン
 
皮膚のしくみ ジョンソン・エンド・ジョンソン
 
生命とは何だろう 神戸大学 岡田安弘名誉教授
 
生物化学(学生や研究者におすすめのページ) 福岡大学理学部化学科
生化学の基礎   代謝マップ   核酸の化学

 
インターネット医学学習 金沢大学医学部
 
元素周期表 文部科学省
 
ヒトゲノムマップ 文部科学省
 
 
遺伝子・DNA・ゲノム ↑ このページの最初へ
DNAとは
 デオキシリボ核酸(Doexyribo Nucleic Acid)という物質の名前です。
DNA はその生物が持つ全ての遺伝子の保存を担う物質です。
 紐状の細長い構造をしており、各遺伝子はDNA上に一列に並んで保存されています。細胞分裂の際には細胞内のDNA が複製され、分裂によって生まれる細胞の両方に分配されます。従って、分裂した細胞は全く同じゲノムを持つことになります。

遺伝子とは
 遺伝子とは細胞内で働く蛋白質の設計情報です。生物は数多くの遺伝子を持っていますが、その数は生物種によって異なります。細菌は数千、ヒトなどの動物は数万の遺伝子を持つといわれています。

ゲノムとは
 GenomeはGene(遺伝子)とome(ラテン語で集合体の意味)を組み合わせた言葉で、ある生物を形作るために必要最少の遺伝子(遺伝情報)全体を指す言葉です。
 
ある生物が持つ遺伝子を全て集めると、その生物が世代を超えて伝える遺伝情報の全てとなります。この総体としての遺伝情報はゲノムと呼ばれます。例えば、ヒトが持つ遺伝子の総体がヒトゲノムです。ヒトを構成する細胞は、ほぼ例外なくヒトゲノムを持っています。
 
遺伝子とは バイオ基礎コース みんなのバイオ学園
 
遺伝子の部屋 広島大学大学院理学研究科
 
DNAってなに? かずさDNA研究所
 
よくわかるバイオ・ゲノム 中外製薬株式会社
 
ゲノムとは? NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構
 
ゲノム物語  -ベックマン・コールター
 
ゲノム情報コ−ナー 日本製薬工業協会
 
DNAとは 遺伝子とは ゲノムとは 
 
生命情報学がわかる1 遺伝子とゲノム DNA Data Bank of Japan
 
 
アミノ酸・たんぱく質のはなし ↑ このページの最初へ
アミノ酸は太古の時代から地球に存在する最も古い栄養成分
 ヒトのカラダの約60%は水です。そして、残りの約半分が
アミノ酸(たんぱく質も含む)です。アミノ酸は人間のカラダの細胞、ホルモン、酵素などを形成する他、カラダにとって様々な重要な機能を担っています。

たんぱく質はアミノ酸からつくられる

 たんぱく質は、食べ物などを通じて体内に摂取されてアミノ酸となり、最終的には細胞の中に格納されます。細胞の中に取り込まれたアミノ酸がもう一度組立て直され、からだの様々な構造や機能を発現しています。アミノ酸の組み合せや、つながる順序の違いにより、ヒトの場合、数万種類のたんぱく質があるといわれています。
 これだけ多様な蛋白質を正確に作るため、生物は一つ一つの蛋白質の設計図を細胞の中に保存しています。遺伝子とゲノム、そしてDNA はこの設計図に関係する用語です。
 たんぱく質は、20数種類のアミノ酸からつくられていて、その立体構造によって性質が決まります。同じ種類で、同じ量のアミノ酸でつくられていても、その立体構造が異なれば性質も変わってしまいます。


あらゆる生命活動の主役、酵素

 私たちが、食べたものを消化・吸収できるのも、筋肉を動かしたり、呼吸をしたり、考え事をしたりするのも、すべて酵素が関係しています。このように生体内のほとんどの化学変化は
酵素(enzyme)というたんぱく質によって触媒されます。
 
アミノ酸・たんぱく質のことを分かりやすく説明したサイト
アミノ酸大百科 味の素
 アミノ酸について、スポーツや健康、医療、美容、食などのさまざまな角度からわかりやすくご説明します。また、個々のアミノ酸の役割についても詳しく解説。アミノ酸のリーディングカンパニー、味の素KKがお届けするアミノ酸情報サイト。
 
アミノ酸講座 協和発酵
 最近話題の「アミノ酸」。でもよく考えると、「アミノ酸」って何だかよくわからない・・・。何故アミノ酸はカラダにいいの?そんなあなたに、アミノ酸の機能についてわかりやすく解説していきます。
 
タンパク質 東京都臨床医学総合研究所
 タンパク質はもっとも量が多く、かつヒトでは4万〜5万というとても多くの種類のタンパク質が作られています。これらは、生体内の化学反応の制御(酵素)、酸素や栄養素の運搬、ホルモンやそれに対する反応、筋肉の収縮、細胞の固定や接着、微生物などからの防御(抗体)、細胞の構造の保持など、実に様々な働きをしており、これこそが生命活動の基本となっています。そして、私達は生きるために、毎日毎日大量のタンパク質を合成しています。
 
酵素 Wikipedia
 
制限酵素 Wikipedia
 
酵素の化学 福岡大学理学部化学科
 
東大・農・酵素学研究室
 
酵素工学研究会 京都大学大学院農学研究科応用生命科学発酵生理学研究室内
 
徳島大学分子酵素学研究センター
 
栄養成分百科 グリコ
 栄養成分百科では、食品に含まれる栄養素のはたらきやどのような食品に多く含まれているのかなど、各栄養素についてくわしくご紹介します。
 
ビタミン&ミネラル 栄養事典 ハウスウェルネスフーズ
 
代謝について ↑ このページの最初へ
代謝マップ 福岡大学 生物化学:生化学:講義資料
 
植物による有用物質生産の仕組を探る メタボローム基盤研究グループ 代謝システム解析チーム 【独立行政法人 理化学研究所 植物科学研究センター】平井雅美
 
基礎代謝とは - 基礎代謝を高めるための99の技法 アカデミアジャパン
 
免疫について ↑ このページの最初へ
私たちは、風邪をひいても、しばらくすれば元気になります。人のからだには、「免疫」という、病気と闘う力が備わっているのです。免疫は文字通り「疫病」の苦痛から「免れる」ための生体防御システムのことですが、ライフスタイルや生活環境、気の持ち方などにより大きな個人差がでてきます。
免疫のことを分かりやすく説明したサイト
免疫について学ぼう!「体をまもるしくみ」 独 理化学研究所 免疫・アレルギー科学 総合研究センター
 
免疫とストレスのお話 第一三共ヘルスケア
 私たちは、風邪をひいても、しばらくすれば元気になります。人のからだには、「免疫」という、病気と闘う力が備わっているのです。
 免疫は文字通り「疫病」の苦痛から「免れる」ための生体防御システムのことですが、ライフスタイルや生活環境、気の持ち方などにより大きな個人差がでてきます。これは逆に、生き方・暮らし方・生活習慣などを改善すれば、「免疫力」を維持・回復し、元気ではつらつとした人生を送ることができる可能性を示唆しているともいえましょう。
 人生80年の時代を健康・長寿で送るためにも、免疫や、それに関わりの深いストレスについて知っておきましょう。
 
【免疫プラザ】免疫力を高めるためには? 免疫プラザ
 自然治癒力の主役である免疫(免疫の仕組み)は、NK細胞のような「自然免疫系」と、T細胞やB細胞のような「獲得免疫系」の協働連携によって成り立っています。
 
リウマチ21.info 田辺製薬
 現在、日本全国で関節リウマチに悩む患者さんは70万人とも100万人ともいわれ、その数は高齢化にともない年々増加する傾向にあります。男女の割合は1対4と圧倒的に女性に多く、発症年齢は30〜50歳代、とくに40歳代がもっとも多いことがわかっています。
 
免疫・アレルギー科学総合研究センター 理化学研究所
 
日本免疫学会ホームページ
 
日本比較免疫学会ホームページ
 
 
臨床検査項目について ↑ このページの最初へ
 血液や、排泄物(尿・便)などを分析したり、直接測定機器などを装着し、器官や臓器の機能を調べ、その結果から導き出される情報を医師に提供し、病気の診断および治療に利用する検査です。
 病体の把握、病気の活動性や重症度の判定、予後の推測などにも役立ちます。
 尿・一般検査、血液学検査、生化学検査、生理学検査、病理学検査、微生物学検査(細菌検査)、免疫検査と輸血検査を含む血清検査の7つに大別されます。
 
ご存知ですか臨床検査 日本臨床衛生検査技師会
 人体から排出される尿、便など、人体を流れている血液、髄液、また、人体を作っている細胞、臓器などの検体検査や臓器の状態を物理的に捉らえる生理検査があります。
 
検査、血液検査、病院の検査に関するページ 
 
臨床検査の基準値 沖縄県薬剤師会
 本欄に掲載した基準値および疾患例は、あくまで参考として供するものです。
 
臨床検査基準値一覧表 国立国際医療センター治験管理室
 当センターで行っている臨床検査項目の中から生化学検査、CRP、血液学検査、尿(生化・一般)検査を抜粋したもので、文書でお渡ししているものと同一です。
 
検査項目解説 三菱化学メディエンス
 約1,600種の臨床検査項目の解説を検索、閲覧できます。臨床的意義、高値/低値を示す病態、基準値、保険点数などの情報を掲載しています。
 
研究検査項目 BML Inc
 
 
(くすりのこと)
くすりのこと ↑ このページの最初へ
サイト 提供 備考
くすり教育ホームページ くすりの適正使用協議会 くすり教育を実施しやすいように作成した「くすり教育パワーポイント・スライド」
くすりについて アベンティスファーマ くすりのあれこれについての情報
薬の基礎知識 三共 薬に関するあらゆる情報、使い方や効能・効果、使用上の注意などを分かりやすく説明
くすりの博物館 エーザイ リアル&バーチャルの両面から、「より楽しく・よりわかりやすく」をモットーに、医薬の歴史や文化について情報を発信
おくすりの評価法 日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 治験あるいは被験者募集に関する情報をInternet上に公開している製薬企業へのリンクを提供
「医薬品」「医薬部外品」…薬事法って何?? healthクリック 薬事法について、どのくらい知っているだろう!?「医薬品」はわかるが、「医薬部外品」とは何だろう?どう違うのだろう?
冊子「くすりと治験」 日本製薬工業協会 医薬品評価委員会  
新しい薬を誕生させるために
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会  
新薬のはなし 日本製薬工業協会 くすりが生まれ、育つまで
扉を開いたくすりたち 日本製薬工業協会

新薬の登場によって、症状が軽減する、副作用が減る、費用がかからなくなるなど、患者さんの治療に貢献したり、経済的な負担が減りました。患者さんとそのご家族の生活を改善したくすりたちを紹介します

あなたの知らないくすりのはなし 日本製薬工業協会 ひとつの新薬の開発の背景には、開発にかかわる数えきれないほどのエピソードがあります。そんな中から、とっておきの話をお届けします
あったらいいな夢の新薬 日本製薬工業協会 年齢別にあったらいいくすりを紹介
くすりの常識Q&A50 日本製薬工業協会 くすりに対する理解をより深め、正しく使用していただくための知識と情報
おくすりQ&A 日本大衆薬工業協会 薬で困ったことや疑問などをおくすりの種類や症状別にご紹介
おくすりハンドブック 日本大衆薬工業協会 薬の種類や効き方、正しい使い方などの知っておきたい基礎知識から、子供や妊婦、お年寄りが使う時の注意することなど、知っておくと便利なまめ知識まで情報満載
くすりの情報ステーション くすりの適正使用協議会  
ジェネリック医薬品とは 日本ジェネリック医薬品研究会  
お役立ちリンク集 日本大衆薬工業協会 健康やおくすりに関するサイトをご紹介
病院でもらった薬の値段 薬作り職人 新薬開発に従事する製薬会社研究者のホームページです。お医者さんからもらった薬の話とか新薬作りの話題について書いてます。
薬局の薬(OTC薬)の豆知識    
 
生命を守る革新的な医薬品について    
 
処方支援パートナーシップについて    
 
輸入薬の危険性について    
 
アメリカで使う薬の話  
 
 
医薬品の定義 ↑ このページの最初へ
医薬品とは(医薬品の定義)
薬事法による規制対象となる医薬品とは、次に掲げるものをいいます。
  @ 日本薬局方に収められている物
  A 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって、機械器具(歯科材
    料、医療用品及び衛生用品を含む)でないもの(医薬部外品を除く)
  B 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、機械器具でないもの
 
医薬品の分類
1) 使用・供給形態による分類
   @ 医療用医薬品

     
医師若しくは歯科医師によって使用され、又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを
     目的として供給される医薬品です。


   
A 一般用医薬品
     
医療用医薬品以外の医薬品で、一般消費者が直接薬局・薬店等から購入して自らの判断で使用されること
     を目的として供給される医薬品です。


    一般医薬品は大きく3つに分かれます。
      第一類医薬品
        相談は登録販売者ができるが情報提供は必ず薬剤師が行う。市販経験が浅くリスクが高いもの
      
第二類医薬品
        登録販売者の情報提供・相談のみで販売できます。
        副作用により日常生活に支障をきたす程度の健康被害が生じる可能性があります

      
第三類医薬品
        情報提供は不要で登録販売者が相談を行う通販も可能です。


      参考 : 一般用医薬品販売制度ホームページ 厚生労働省
         一般用医薬品(OTC) 本サイトの別ページ
         「大衆薬」という用語が「OTC医薬品」に変わります 2007/8/2 日本大衆薬工業協会

   B 医薬部外品
     
一般の薬剤師がいないお店(コンビニ等)でも買うことのできるもの。
     栄養ドリンク剤やサプリメントなどが含まれます。


2) 安全性面等からの取扱規制による分類
   @ 毒薬(薬事法第44条)
   A 劇薬(薬事法第44条)
   B 処方せん医薬品(薬事法第49条)
   C 習慣性医薬品(薬事法第50条)
   D 指定医薬品(薬事法第29条)
   E 特定疾病用の医薬品(薬事法第67条)
   F 麻薬(麻薬及び向精神薬取締法)
   G 向精神薬(麻薬及び向精神薬取締法)
   H あへん・あへん末(あへん法)
   I 大麻(大麻取締法)
   J 覚せい剤(覚せい剤取締法)
   K 治験薬(GCP省令)
   L 製造販売後臨床試験薬(GCP省令)
   M 生物由来製品(薬事法第2条 第9項)
   N 特定生物由来製品(薬事法第2条第10項)


3) 生物由来製品及び特定生物由来製品
   @ 生物由来製品
     
人その他の生物(植物を除く)に由来するものを原料又は材料として製造される医薬品、医薬部外品、化粧品
     又は医療機器のうち、保健衛生上特別の注意を要するもの。

   
A 特定生物由来製品
     
生物由来製品のうち、販売し、賃貸し、又は授与した後において当該製品による保健衛生上の危害の発生又
     は拡大を防止するための措置を講ずることが必要なもの。
 
 
医薬品の名前
化学名
 構造式からみた化合物としての名称

一般名
 薬の成分を記した名前。公の名前。

商品名
 製薬メーカーが販売する際につける名前。通常の診療で最も汎用される名称。
 
ジェネリック医薬品 ↑ このページの最初へ
 「新薬」として最初に発売された薬は特許に守られ、開発したメーカーが独占的にその薬を製造販売することができます。これが「先発医薬品」です。ところが20〜25年の特許期間が切れると、他のメーカーも同じ成分、同じ効果のお薬を製造できるようになります。これが「ジェネリック医薬品」で、その価格は新薬の2〜8割に設定されています。

 新薬は、その成分から開発し、有効性、安全性を確認後承認されて発売されるため、研究に10〜15年かかるといわれ、その費用も150〜200億円と莫大です。しかし、ジェネリック医薬品はすでに使われていて有効性も安全性も確かめられた成分ですから、承認までの手続きが少なくなります。

 日本でのジェネリック医薬品は、品目数は多いものの全体の数量では約1割を占めるにすぎません。しかし、欧米では医療保険制度の違いもあり、コスト意識が強いため、数量ベースで40〜50%をジェネリック医薬品が占めています。
厚労省は割安な後発医薬品の普及促進が医療費抑制に効果的と判断。医療用医薬品に占める数量シェアを2004年度の16%から30%程度まで早期に引き上げたい考えを持っています。政府の経済財政諮問会議の民間議員の試算では、シェアがドイツ並みの四割まで上がると8800億円の医療費抑制効果があるといわれています。

 先発医薬品とジェネリック医薬品。全く同一の薬のように見えますが、実はいろいろ異なる部分があると思われます。製造過程における製薬メーカーの秘伝のようなものがあるためです。そこで、先発医薬品とジェネリック医薬品では、溶ける速度が同一であることを証明するための試験(溶出試験)が必要となります。そのため、健康なヒトに先発医薬品とジェネリック医薬品を投与し、血液中の薬物成分濃度を測定します。血中の薬物濃度が両薬物で等しい場合に、両薬物は同等の溶解性、吸収性をもつと判定します(生物学的同等性)。

 ジェネリック医薬品では、有効性・安全性については先発医薬品で確認されていると仮定され、安定性試験・生物学的同等性試験等を実施して基準をクリアすれば先発医薬品と同等であると科学的に評価され、製造承認されます。
 製造販売承認の取得に必要な申請データは安全性や有効性、品質などが先発薬と同等であると証明すればよく、健康な成人20人ほどのデータ採取ですむため、大がかりな臨床試験(治験)は不要になります。

 なお、1998年からは、従来のジェネリック医薬品の品質を確保するために、品質の再評価が実施されています。その結果は「医療用医薬品品質情報集(日本版オレンジブックと呼ばれます)」にまとめられ公表されています。ホームページ上でも確認できます。

 
 参考 医薬品の特許期間 by 治験ナビ
     「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」 by 厚生労働省
     オレンジブック総合版ホームページ by オレンジブック研究会
     ジェネリック医薬品〜ちょっと教えて! 現代のキーワード by 東レ経営研究所
 
稀少疾病用薬(オーファンドラッグ) ↑ このページの最初へ
 国内での患者数が5万人未満の稀な疾病を対象にした医薬品のことをいいます。
患者数が少なく原因究明も進んでいない疾病の場合、開発リスクが高く発売しても利益が見込めないなどの理由で、研究開発が後回しにされているのが現状です。

 この問題を解決するため、厚生労働省はオーファンドラッグとして認めたものについては、承認審査の優先、再審査期間の延長、助成金などの優遇措置をとっています。また、薬価も比較的高く設定されます。

 EU域内でオーファンドラッグ指定を受けると、販売承認取得後にEU加盟国内で10年間の独占販売期間が与えられるほか、開発に関連した特定の認可申請にかかる手続手数料の減免や、欧州医薬品審査庁による販売承認審査手続きにおける優先権、特定のEU加盟国からの研究開発費の助成が受けられるなどの優遇措置が付与されます。
 
医薬品の一般名称 ↑ このページの最初へ
 日本国内で流通する医薬品の成分の名称。
医薬品医療機器総合機構の医薬品名称専門協議で決定されます。原則として英語のINNまたはINNM(mINN:modified INN)を日本語訳したものを基準とするよう調整が行われていますが、アセトアミノフェン:Acetaminophen (INNはパラセタモール:Paracetamol)、アドレナリン:Adrenaline (INNはエピネフリン:Epinephrine)のように、全く異なる名称もあります。
 2006年4月公示の第十五改正日本薬局方では、塩(塩酸塩、硫酸塩他)、水和物、プロドラッグなど、収載医薬品の一部が名称変更となりました(例:塩酸モルヒネ→モルヒネ塩酸塩水和物;INNに準じた変更)。今後、局方非収載品の名称についても変更される予定だが、当分の間は新旧両名称の使用が認められます。 薬学用語解説 - 日本薬学会 より
 
日本医薬品一般名称データベース 国立医薬品食品衛生研究所
 「日本医薬品一般名称データベース」は、日本で一般的名称が付けられたすべての医薬品について、医薬行政・研究のための基盤となる情報を提供することを目的として、医薬品一般名称(英名および日本名)、日本薬局方収載状況、構造式、化学名、分子式、分子量、CAS登録番号、薬効分類コード、薬効分類名、INN等についてデータベース化を行っているものです。
 「日本医薬品一般名称データベース」は、医薬品の一般的名称について(通知)、第十四改正日本薬局方、および添付文書情報に基づいて作成しています。
 
 
くすりの特許期間 ↑ このページの最初へ
 医薬品の特許期間は、特許を出願した日から20年間と定められています。
ただし、医薬品の場合、候補となる物質を見つけてから、非臨床試験、臨床試験を経て、薬事法に基づく製造販売承認を受け、発売できるまでに
、通常10〜15年を要する場合が多いため、最長5年間の特許期間延長を認められています。
 
医薬品の特許・特許期間について 大洋薬品工業株式会社
 
(医薬品の)特許期間 治験ナビ−治験・医薬用語集
 
医薬品のライフサイクルマネジメント 治験ナビ−治験・医薬用語集
 
医薬品の承認 産学連携 キーワード辞典
 通常の特許権利期間は特許出願日から数えて20年と決まっているが、医薬品などに関しては、開発期間が非常に長いことから、医薬品としての承認を受けると、関連する物質特許、用途特許、製造特許の権利期間を5年間延長することが可能とされている。この制度によって、市場に製品を投入した後の権利を一定期間維持することが可能となる。
 
特許権の存続期間の延長制度に関するQ&A 特許庁 
 
くすりの価格(薬価) ↑ このページの最初へ
 一般の商品とは異なり倫理性の高い医薬品においては,その価格は厚生労働大臣により決められています。新薬においては、研究開発費などのコストが考慮され、今までにない画期的なものであれば、そのぶん薬価が高くなります。それに対して、後発品は、開発経費がかからないので、先発品に比べ薬価が安く経済的です。
 保険医療では,原則として厚生労働大臣の指定する医薬品以外は使用することができず,それらの医薬品とその保険から支払われる価格が薬価基準です。(参考 日本薬学会、薬学用語解説)

 現行の薬価制度は発売時の値付けが欧米に比べ低く、原則2年ごとに薬価を引き下げる仕組みになっています。「新薬の価値が反映されにくい」(製薬協)問題があり、国内大手や海外の製薬会社が日本への新薬投入をためらう一因にもなっています。

 新たな薬価制度案について 2007年7月10日、日本製薬工業協会
  日本製薬工業協会は、薬価制度改革の独自案を発表した。
  新薬の特許が切れるまで薬価を据え置くかわり、特許失効後は強制的に引き下げ、より安価な後発薬への
  切り替えを促す内容。

 日本の薬価制度 2006年5月 大阪経済大学
  そのメカニズムとインプリケーション
 
薬価の検索
薬価サーチ おくすり110番 病院の薬の薬価を調べることができます
新医薬品の薬価収載について (社)日本薬剤師会 薬価収載を時系列で見ることができます
新薬ホームページ 薬物療法センター 薬価収載された医薬品すべてのニュースリリースが掲載されています。
 
くすりの検索 ↑ このページの最初へ
処方薬検索 healthクリック 医師が処方する薬がどんな薬なのか、どんな効きめがあるのか、どういう点に注意して服用すればいいのかを調べることができます
市販薬検索 healthクリック 症状や製品名、メーカー名などから詳しいお薬の情報が検索できます。お薬を購入する前の参考などに、ぜひご活用ください。
医薬品情報・検索 イーファーマ DI NETWORK 研究会 2万点以上の医薬品の情報がデータベース化され、毎月、新たな情報が更新されています
くすりのしおり くすりの適正使用協議会 約7,000種類のくすり(処方せん医薬品)を検索することができます
おくすり検索 日本大衆薬工業協会 症状や製品名、メーカー名などから詳しいおくすりの情報が検索できます
発掘!やくやく大事典 YakuYakuDaijiten 医療関係者向け医薬品情報
おくすり110番 Pharma Friend(k.kobayshi) 病院の薬がよくわかるホ-ムペ-ジ
「薬のガイド」検索 国立医薬品食品衛生研究所/医薬品・治療研究会 一般の方が読んでもわかるように、できるだけ平易な言葉を用いた患者用薬の説明
かんじゃさんの薬箱 日本ジェネリック医薬品学会 後発医薬品の有効成分や添加物、調剤薬局の情報を検索できます
医薬品類似名称検索システム 厚生労働省 承認された医薬品名を入力して類似医薬品名を見つける無料の一般利用者向け機能(既存医薬品名称検索)と、新規名称を含む任意の医薬品名を入力して類似医薬品名を見つける有料の登録利用者用機能(新規医薬品名称検索)の二つの機能があります。
ジェネリック医薬品試算サイト:Genecal ムサシ薬局 一度に15品目までの新薬に対応するジェネリック医薬品を検索し、合計の差額が表示出来るWebサイト
ジェネリック医薬品検索 ジェネリックガイド 日本調剤 薬の名前から、弊社推奨の「ジェネリック医薬品」を検索することができます。
病院でもらった薬の値段 薬作り職人 新薬開発に従事する製薬会社研究者のホームページ
 
食品とくすりの食べ合わせ ↑ このページの最初へ
第5回飲み合わせを知りましょう | くすりマガジン 日本製薬工業協会
 
食品とくすりの食べ合わせ −京都府ホームページ−
 
クスリの食べ合わせ ホワイトファミリー歯科
 
 
薬害の歴史 ↑ このページの最初へ
サリドマイド
 1960年ごろから、つわりを和らげるためサリドマイド剤を飲んだ妊婦から、腕が短い子供が全国各地で生まれました。死亡児も含めて、1200人前後が犠牲となったとされます。
 同じ様な被害が出た旧西ドイツの学者らが、薬の回収を求める警告を日本の製薬会社や厚生省に伝えましたが、販売停止などの措置が遅れ、被害を広げました。
戦後日本の薬害 四日市大学
 
薬の歴史・薬害の歴史〜サリドマイド
 
スモン
 整腸剤のキノホルム剤を飲んだ人が、副作用で神経がマヒして歩行困難になったり、視力障害を起こしたりする病気が1960年代半ばから全国で多発しました。患者数は1万1千人以上で、世界最大の薬害といわれました。アメリカでは、医師の処方箋がないと買えないよう制限しましたが、厚生省は使用実態を調査しないで、市販を許可し続けました。
薬害スモン 産学連携 キーワード辞典
 
薬の歴史・薬害の歴史〜スモン
 
クロロキン
 マラリアの特効薬のクロロキン製剤を、国内の製薬会社が腎炎などに効くとして製造・販売し、失明するなどの網膜症を起こす副作用が発生しました。1962年に国内で初の症例が報告され、被害者は約1000人と推定されています。厚生省の担当課長は副作用の危険を知って自分は服用をやめたが、その後、製造が中止されて製品が市場から消えるまでに10年かかり、被害が拡大しました。
戦後日本の薬害 四日市大学
 
 
ソリブジン
 日本商事が開発した帯状疱疹(ほうしん)治療薬ソリブジンが、1993年9月の発売後1年間に15人の死者を出した事件です。その後、治験段階で投与された患者3人が死亡していたことが判明しました。
 また、最初の死亡例が日本商事に報告された9月20日から約3週間の間に、同社社員175名が同社株を売却していたことがわかり、インサイダー取引容疑で捜索されました。
 ソリブジンは、がん患者や手術後の患者で免疫力が低下したときに、ヘルペスウィルスが増殖し、皮膚に帯のように水膨れができる帯状疱疹の新薬として開発された。内服で使用でき、既存の抗ウィルス剤よりも1日の服用量が少なくて済む利便性があるとされていました。
ソリブジン事件 医療改善ネットワーク
 
 
薬害エイズ
 薬害エイズは、血友病の治療用に使われた非加熱の血液製剤にHIVが混入し、投与された患者らが世界中で感染した事件です。日本では約5,000人の血友病患者らのうち1800人余りが感染したとされ、これまでに500人近くが死亡しました。
薬害エイズ事件 医療改善ネットワーク
 
 
薬害肝炎
 薬害肝炎とは1980年代まで止血剤として使用されていた血液製剤「フィブリノゲン」を投与され、C型肝炎に感染した事件です。このフィブリノゲンという血液製剤はアメリカでは止血効果に疑いがあること、肝炎感染の危険性が高いとの理由から1977年にはその販売が停止されました。
 しかし日本においては前述のとおり1980年以降も使用され続け、数十万人の人々がフィブリノゲンによってC型肝炎ウイルスに感染させられたといわれています。しかし、フィブリノゲンによってC型肝炎ウイルスに感染した人のほとんどは自覚症状が表れないことや国と企業がフィブリノゲンを納入した7004の医療機関を公表していないことから自らがキャリアであることを認識していません。
 
(治療薬のはなし)
アルツハイマー病治療薬 ↑ このページの最初へ
 高齢化社会に突入したわが国では、約100万人を超す人々が認知症疾患に見舞われています。この疾患に対する対策が急務の課題となっています。認知症患者の約半分にあたる人々がアルツハイマー病とされ、依然として増加傾向にあります。
 このアルツハイマー病はベータ(β)セクレターゼ(BACE1)とガンマ(γ)セレクターゼと呼ぶ2つの酵素が、アミロイド前駆体タンパク質(APP)を切断し、老人斑を構成するアミロイドベーターペプチド(Aβ)をつくることが原因と考えられています。治療薬の開発もこの2つの酵素の阻害剤がターゲットとなり、世界中が挑戦しています。

 現在、アルツハイマー型認知症の治療薬としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市されています。しかし、これらの治療薬は、神経伝達能の増強による症状改善作用を示しますが、アルツハイマー型認知症の病態の進行を抑制することは難しいとされています。

  アルツハイマー病 東京都神経科学総合研究所ホームページ
 
販売中のアルツハイマー病治療薬
エーザイ アリセプト(一般名ドネペジル:)
 「アリセプトR」は、エーザイが独自に合成したアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、神経伝達物質である脳内アセチルコリン濃度を高める作用を持つ、日本では唯一のアルツハイマー型認知症治療剤です。
 1997年1月の米国発売に始まり現在88カ国で製造承認を得、世界売上高は約3,000億円に達する日本発の成長薬です。 アリセプトは根本治療薬ではないが、症状の進行を遅らせる効果があります。
 
ヤンセンファーマ Razadyne(一般名ガランタミン
 ラザダインは、強力なアセチルコリンエステラーゼ阻害作用に加え、既存薬にはなかった、脳内のアセチルコリンの産出を促すニコチン受容体にも作用する新しいタイプのアルツハイマー型痴呆治療薬です。
 現在、日本で六百人規模の第三相の治験を実施しています。六カ月の経過観察期間を含め、2008年内に治験を終了する予定です。 ラザダインは欧米を中心に世界五十カ国以上で販売しています。
 
Forest Laboratories社 Namenda(一般名:塩酸メマンチン(Menantine)
 中程度〜重度のアルツハイマー病の症状を改善する薬でEUとアメリカで承認されています。これまで使われている既存のアルツハイマー病治療薬と併用することで、症状が改善されるばかりか、病気の進行を遅らせる効果があるといわれています。
 Namendaはグルタミン酸が結合する受容体(NMDA)と呼ばれるタンパク質に作用します。グルタミン酸は神経伝達物質の1つで、NMDAに結合すると神経細胞を興奮させて死滅させるます。塩酸メマンチンはグルタミン酸が結合しないようNDMAにふたをする働きを有しています。 
 
開発中のアルツハイマー病治療薬
エーザイ E2012
 自社で創製した新規化合物「E2012」は、ガンマ・セクレターゼ・モジュレーターとして、アルツハイマー病の発生原因の一つと考えられるベータ・アミロイドの生成プロセスに着目し、アルツハイマー病の病態を改善することを目的としています。
 米国でのフェーズT試験を再開。2011年度日米欧同時申請を目指しています。
 
富山化学工業 T-817MA
 「T-817MA」は、自社開発したアルツハイマー型痴呆症治療薬「T-588」の神経細胞死抑制作用を強力にした化合物です。「T-817MA」は、強力な神経細胞保護効果、神経突起伸展促進効果を有し、病態モデルでも高い治療効果を示します。
 臨床第U相試験を米国で開始しました。
 
小野薬品工業 ONO−2540
 経皮吸収型リバスチグミン製剤。脳内神経伝達系を活性化するコリンエステラーゼ阻害薬の一種で、アセチルコリンの分解酵素であるアセチルコリンエステラーゼ、ブチリルコリンエステラーゼの双方を阻害する唯一の薬剤です。脳内神経伝達物質の分解酵素の働きを阻害し、 症状の進行を抑える働きが期待できます。ノバルティス社との共同開発。
 日本では張り薬としてフェーズ3臨床試験中です。
 
免疫生物研究所 モノクローナル抗体のアルツハイマー型認知症治療薬
 米国の医薬品会社Intellect Neurosciences, Inc. と、アミロイドβに特異的に反応する抗体について、治療用医薬品としての製造、開発および販売の権利の譲渡に関する契約を締結しました。
 
アステラス製薬 ベータセクレターゼ阻害剤
 米国の医薬品会社コメンティス社からアルツハイマー型認知症治療薬CTS-21166を含むβセレクターゼ阻害剤について独占的な共同研究・開発・商業化に関するライセンス契約を締結しました。
 注射のCTS-21166はP1にあるが、同社は前臨床にある経口のCTS-21166の開発を進める。
 
武田薬品工業 TAK−065(神経再生促進薬)
 経口剤としてフェーズ1臨床試験中です。
 
田辺三菱製薬 EVP-6124 (α7ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト作用を有する化合物)
 米エンヴィヴォ社から、認知機能改善薬「EVP-6124」の日本を含むアジア地域での独占的研究開発、製造販売権を取得。2010年中には第1相試験を始める予定。 2009年4月1日
 
アスビオファーマ SUN Y7017 メマンチン塩酸塩(高度・軽中等度・アルツハイマー型認知症)
 フェーズIII臨床試験中です。
 
バクスターヘルスケアコーポレーション GAMMAGARD LIQUID(静注用免疫グロブリン[IGIV])
 第III相臨床試験を開始しました。2008年10月7日
 
日本イーライリリー
 国内で第3相臨床試験を始めた。LY450139は親会社の米イーライリリーが米欧などで2008年春から、第3相の国際共同治験を実施している。この候補物質は酵素の一種であるガンマセクレターゼの働きを抑え、アミロイドベータと呼ぶ物質の産出を抑える。
 
Elan Corporation社(アイルランド)と米国ワイス社 バピネオズマブ
 アルツハイマー型認知症に対するAAB-001の第2相臨床試験から有望な結果が得られたと発表しました。
AAB-001は、アルツハイマー型認知症の有効な治療薬として最終試験段階にある、初のヒト化モノクロナール抗体です。AAB-001は、脳内から毒性のあるアミロイド・ベータタンパクを除去することを目的としています。
 
Prana Biotechnology Limited社 初期アルツハイマー病患者を対象にしたPBT2
 初期アルツハイマー病患者を対象にした初期第2相試験でPBT2の安全性・忍容性、脳髄液(CSF)中のAβ42低下作用、特定の遂行機能の改善作用が確認されたと発表しました。
 
Myriad Genetics社 β-42アミロイド低下薬Flurizan(一般名R-flurbiprofen)
 Flurizan は初期のアルツハイマーに効果があるとされています。
ヨーロッパの販売パートナーはH. Lundbeck A/S社。

  2008.06.30 第3相試験失敗を発表
Medivation社 非選択的抗ヒスタミン剤「Dimebon」
 軽度から中度のアルツハイマー病患者を対象にして、フェーズIII臨床試験が進められています。
 
 
     アルツハイマー病の原因物質であるベータアミロイド(Aβ)の生成と発症メカニズム
 
情報BOX
紫人参にアセチルコリンエステラーゼ活性阻害作用を確認 2008年11月17日、カゴメ、野菜茶業研究所の共同研究
 〜アルツハイマー型認知症の改善に期待〜
 
アルツハイマー病の原因となる「アミロイドベータ」の産生調節機構を解明 2008年10月20日、理化学研究所
 - 新しいアルツハイマー病治療薬の開発に有望戦略 -
 
アルツハイマー病の早期診断を可能にする老人斑アミロイドの分子イメージング技術 2008年9月4日、独 新エネルギー・産業技術総合開発機構
 アルツハイマー病の原因物質である老人斑(注1)アミロイドを体外から画像化。これまで困難だった早期診断・早期治療につながる技術として注目される
 
Elan Corporationと米国ワイス 国際アルツハイマー病学会議でBapineuzumab (AAB-001)の第2相臨床試験から得られた有望な詳しい結果を発表 2008年8月27日、ワイス株式会社
 
GABA抑制の促進がアルツハイマー病の記憶障害に関与 2008年8月21日、理化学研究所
  
アルツハイマー病の原因となる酵素の活性調節機構を解明 2008年5月22日、理化学研究所
  
過剰にリン酸化したタウタンパク質が脳老化の記憶障害に関与 2007年11月26日、理化学研究所
 - モデルマウスと機能的マンガン増強MRI法を使って世界に先駆けて実証 -
 
バイエル・シェーリング・ファーマ社(ドイツ)へアルツハイマー病等診断薬関連特許供与 2007年1月19日、日本農薬
 
ベーリンガーインゲルハイムとアブリンクス社、新規アルツハイマー病治療剤の開発に向け、研究を含むライセンス契約を2億6,500万ドル(約300億円)で締結 2007年1月15日、日本ベーリンガーインゲルハイム
 
抑肝散のBPSDに対する臨床効果 2006年8月26日、ツムラ
 第48回 日本老年医学会学術集会において、認知症の問題行動(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:BPSD:興奮、妄想、徘徊、不眠、攻撃行動など)に対する抑肝散の向精神作用と作用機序について研究中の基礎データが示された。また、アルツハイマー病やレビー小体病などに対する抑肝散の臨床効果が示され、基礎・臨床の両面が響き合う最新の話題が紹介された。
 
アルツハイマー病の原因を血液で検査 試薬キット開発 2006年5月31日、和光純薬工業
 
高齢者の肥満度減少はアルツハイマー病の徴候 2005年9月29日、日経メディカル オンライン
 BMI値が1減ると発症リスクが35%増加
 
アルツハイマー病の原因となる酵素の働きを新たに発見 2001年11月20日、理化学研究所
 - 原因酵素"βセクレターゼ"は糖鎖の合成を調節していた -
 
孤発性アルツハイマー病の原因解明に大きく前進 2001年5月21日、理化学研究所
 − 分解酵素の低下がアミロイド蓄積を促進することを実証 −
 
 
参考になるサイト
認知症なんでもサイト 
 
アルツハイマー病 認知症 痴ほう症 
 認知症の最新情報を分かりやすくお伝えすることを目的に運営されている老舗のサイトです。
 
 
抗がん剤 ↑ このページの最初へ
最新治療に使う抗がん剤のほとんどは海外製です。
 中外製薬は2007年6月、「アバスチン(商品名)」と呼ぶ大腸がん向け抗がん剤が発売しました。将来、世界売上高が年間1兆円を超す」ともされる、体の免疫反応を利用する抗体医薬というバイオ技術を応用したものですが、開発したのはロシュグループの米ジェネンテック社。米国で1000億円以上の売り上げ実績を持ちます。

 欧米ではロシュはもとより、米ファイザーやブリストル・マイヤーズスクイブなども、抗がん剤に早くから着目しています。理想的な治療薬がなく、患者の満足度が低い分だけ市場を開拓できると判断し、最新のバイオ技術を駆使して開発してきました。がん細胞に現れる特定の分子だけたたく分子標的薬の開発を強化、市場を切り開いてきました。

 武田薬品は2006年、新たに大腸がんや膵臓がんなど6分野に注力する方針を打ち出しましたが、特効薬と期待される分子標的薬や抗体医薬の開発は、手を着けたばかりです。日本の製薬会社は、生活習慣病治療薬の開発を優先し、抗がん剤分野に注力してきませんでした。

 がん関連薬は医薬品市場全体の成長率7%を上回る18%で拡大しており、医薬品市場の中でも最も成長率が高い存在になっています。米専門誌ネイチャーレビューズドラッグディスカバリーでは、2003年に300億ドル(3兆5000億円)だった世界市場が2008年には、593億ドル(7兆円)に倍増すると予想しています。

 米国で開発中の抗がん剤は約650品目。特にバイオ技術を応用した抗体医薬は160品目。一方、日本国内での抗体医薬の開発品目は十分の一にとどまっています。フランスのサノフィ・アベンティスに抗がん剤を提供する大鵬薬品工業、がんの増殖を抑える分子標的薬を米国で臨床試験中のエーザイなどの企業もありますが、まだごく一部です。

 欧米の製薬会社は、ジェネンテックをはじめとする有力バイオベンチャーを囲い込み、新たな抗がん剤市場を開拓してきました。日本企業が抗がん剤市場の主役になるには、長期的な戦略で競争力を向上していくことが課題になります。大学や研究機関で生まれた創薬のシーズを育て、抗体医薬などバイオ医薬品の製造技術を磨く努力が欠かせなません。
 
がんに関する統計
死亡数 総数32 万5,941 人(全死因に対し30.1%) :人口動態調査(2005年)
日本人の3人に1人ががんで死亡
罹患数 53 万人(男性30.5 万人、女性22.5 万人)
男性で多い部位:胃、大腸、肺、肝臓、前立腺
女性で多い部位:大腸、乳房、胃、子宮、肺
生涯リスク 男性46.3%、女性34.8%
“日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる”
受療・患者 継続的な医療を受けている者は128 万人
がん医療費 2 兆3,306 億円(全体の9.6%)
 
世界の抗がん剤売上ランキング
製品名 一般名 薬効等 製薬会社 売上高
2006年
リツキサン/マブセラ リツキシマブ 非ホジキンリンパ腫 バイオジェン・アイデック/ロシュ/中外 4,781億円
ハーセプチン ツラスツズマブ HER2乳がん ジェネンテック/ロシュ/中外 3,222億円
グリベック メシル酸イマチニブ 骨髄性白血病 ノバルティス 2,554億円
アバスチン ベバシズマブ 結腸・乳がん ジェネンテック/ロシュ/中外 2,430億円
エロキサチン/エルプラット オキサリプラチン 結腸・直腸 デビオファームが開発
サノフィ・アベンティス/ヤクルトが販売
2,371億円
タキソテール ドセタキセル 乳がんほか サノフィ・アベンティス 2,313億円
エルロチニブ タルセバ 非小細胞肺がん ロシュ/中外 750億円
セツキシマブ アービタックス 転移性結腸・直腸癌 イムクローン・システムズ社が開発、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が販売  
ソラフェニブ ネクサバール 転移性腎細胞癌 バイエル薬品  

開発中の抗がん剤 がんナビ
 
抗悪性腫瘍薬の臨床評価方法に関するガイドライン
(平成17 年11 月01 日 薬食審査発第1101001 号)より抜粋

第T相試験
 第T相試験は非臨床試験成績を基に治験薬を初めてヒトに投与する段階である。非臨床試験で観察された事象に基づき、用量に依存した治験薬の安全性を検討するのが主な目的で、治験薬の投与経路、投与スケジュール、最大耐量(MTD)又は最大許容量(MAD)、用量制限毒性(DLT)、薬物動態と毒性の関連性、第U相試験における推奨用量を求める。(一般的な薬剤の第T相試験は、健常成人男子ボランティアを対象として行うが、)毒性が強い抗悪性腫瘍薬の第T相試験では、健康な人ではなく、がん患者を対象とすべきである。また、一般的に認められた標準的治療法によって延命や症状緩和が得られる可能性のあるがん患者を対象とすべきではない。

第U相試験
 第U相試験は、特定の癌腫に対する有効性、安全性を評価するために実施される試験で、対象とする癌腫における治験薬の臨床的意義のある治療効果(通常、腫瘍縮小効果)、及び安全性を評価する。

第V相試験
 第V相試験は、より優れた標準的治療法を確立するために行われる臨床試験である。第U相試験において安全性と腫瘍縮小効果、又は何らかのメリット(症状緩和効果等)が確認された新規抗悪性腫瘍薬の単独又は併用療法と適切な対照群との比較試験である。患者数が多い癌腫(非小細胞肺癌、胃癌、大腸癌、乳癌等)を対象とした抗悪性腫瘍薬では、それぞれの癌腫について延命効果を中心に評価する第V相試験の成績を承認申請時に提出することを必須とする。
 
製薬会社の情報サイト
武田薬品工業株式会社 女性のコーナー〜乳がん〜
武田薬品工業株式会社 男性のコーナー〜前立腺がん〜
中外製薬株式会社 Roche Health Kiosk
中外製薬株式会社 抗体治療とは
中外製薬株式会社 がんとともに暮らす
塩野義製薬株式会社 もう、がんの痛みで苦しまない
アストラゼネカ株式会社 肺がん情報提供のホームページ |エルねっと
アストラゼネカ株式会社 乳がん.JP - 乳がんの情報サイト
アストラゼネカ株式会社 “What's前立腺がん”
アストラゼネカ株式会社 がんになっても
大鵬薬品株式会社 nyugan.info 乳癌診療情報サイト
大鵬薬品株式会社 見のがすな!がんのサイン
日本イーライリリー株式会社 がん
日本イーライリリー株式会社 悪性胸膜中皮腫
ブリストル・マイヤーズ株式会社 よくわかる乳がん|乳がんの動向/乳がんにかかりやすい女性
日本化薬株式会社 乳がんinfoナビ
株式会社ファルコバイオシステムズ 家族性の乳がん・卵巣がんの疾患情報ポータルサイト
 
コホート研究
厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC Study) 厚生労働省
 
厚生労働省がん研究助成金による指定研究班「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究」において全国11保健所と国立がんセンター、国立循環器病センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究として行われています。
 
生活習慣改善によるがん予防法の開発に関する研究 厚生労働省
 
日本人のがんの発生を減らすために確実に効果が期待できるような生活習慣改善法を提示し、ひとりひとりの行動の変化に結びつきやすい、具体的な予防方法を開発することを最終的な目的として、この研究班が設けられました。
 
文部科学省科学研究費がん特定領域大規模コホート研究(JACC Study)
 
JACC Studyと呼ばれるこの研究は文部科学省(当時文部省)の科学研究費の助成を受け、青木國雄名古屋大学教授(当時)を中心に、 多施設が協力して開始されました。
このコホート研究は、約12万人の一般の方々の協力を得て、最近の日本人の生活習慣ががんとどのように関連しているかを明らかにすることを目的としています。
 
 
予防研究部ホームページ 国立がんセンター
 
予防研究部では、地域住民、検診受診者、病院の患者さんなど人間集団を対象に、疫学研究の手法を用いて、1)発がん要因の究明(がん予防のために必要な科学的根拠を作る)2)がん予防法の開発(科学的根拠に基づいて具体的かつ有効ながん予防法を提示する)を目的とした研究を行っています。
 
久山町研究室のホームページ 九州大グループ
 
福岡県久山町(人口約8,000人)では、住民を対象に40年間にわたり精度の高い生活習慣病 (脳卒中・悪性腫瘍・高血圧症・糖尿病など)の疫学調査(久山研究)を行っています。 住民の方々のご協力の上で、亡くなられた方の8割近くを剖検し、 正確な死因や隠れた疾病を調査しています。
 
 
参考情報
がんワクチンの 開発動向と将来展望 大和総研、2007年9月1日
 〜免疫機能を活用したがん治療の新戦略〜
 
がん対策推進基本計画 厚生労働省、2007年6月
 「75歳未満のがん死亡率を10年以内に20%減らす」「患者・家族の苦痛を軽減して生活の質を上げる」を2本柱とするがん対策推進基本計画を閣議決定した。
 
がんナビ 日経BP
 がん患者さんとそのご家族のために、がんの治療の方法や患者さんの日々の生活をナビゲート(道案内)します。
 
WEB版がんよろず相談Q&A 静岡がんセンター
 このサイトの中から、関連する情報をまとめて調べることができます。記入例)抗がん剤治療をしながら会社に通うことが大変だった。
 
がん Info 財 国際医学情報センター
 米国国立がん研究所(National Cancer Institute : NCI)のがん情報の患者向け情報を、NCI承認のもと国際医学情報センターの責任で翻訳し提供しております。93項目中、40項目がご覧になれます。
 
第五回がんトランスレーショナルリサーチ(TR) ワークショップ記録集 基盤的癌免疫研究会、2006年6月
 
R&D UPDATE 日本製薬工業協会
 No.2 がん治療薬
 
がんになりやすい人 なりにくい人 本田財団
 本田財団主催の懇談会における津金 昌一郎・国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長の講演
 
がんに関する一般向け情報(がん情報サービス) 国立がんセンター
 科学的根拠に基づいたがんの原因や予防について説明しています。
 
予防と検診(がん情報サービス) 国立がんセンター
 「がん検診」について、その必要性と有用性について説明しています。 
 
糖尿病治療薬 ↑ このページの最初へ
国内患者数は推定で740万人、疑わしい人を含めると1620万人にのぼり、この30年間で30倍に膨らみました。糖尿病治療薬の世界市場規模は200億ドルを超えるとされ、今後も年率10%近い伸びが見込まれます。

糖尿病で恐ろしいのは、慢性合併症。足や手の先がしびれ、やがて組織の壊疽(えそ)にもつながる「神経障害」、眼底出血や網膜はく離などを起こし失明に至る「網膜症」、腎臓のろ過機能が低下し最終的には人工透析が必要になる「腎症」が三大合併症です。

糖尿病は、遺伝病や一部のがんのように特定の遺伝子の異常によって発症するのではなく、10〜15年の生活習慣と遺伝子要因が重なり初めて起きます。

インスリンは、膵臓にあるランゲルハンス氏島・B細胞から分泌され、血液中のブドウ糖を細胞内に送りエネルギーに変えたり、余分なブドウ糖を貯蔵したりして、血糖値を下げるホルモンです。。糖尿病とは、インスリンの分泌に障害が起こって、エネルギー源となる糖分の利用が十分に行えず、血糖(血液中の糖分)が上がりすぎてしまう病気です。

糖尿病治療薬は大きく分けて血糖値を調節するインスリンホルモンの投与と、飲んで血糖値を下げる薬があります。インスリン投与は主に、インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のβ細胞が自己免疫反応などにより壊された1型糖尿病患者向け。血糖降下薬を服用するのは、過食や運動不足、加齢などが重なり発症する2型糖尿病患者です。全体の約95%を占めます。

経口血糖降下薬の代表は、β細胞を刺激してインスリン産生を促す
スルフォニル尿素(SU)薬。現在は服用量が少なく長時間効果が続く第三世代が登場。ほかに肝臓に働いて糖を作る働きを抑えるビグアナイド薬や、腸内で炭水化物を糖に分解させる酵素の働きを抑え、血糖値の急上昇を防ぐαグルコシターゼ阻害剤などがあります。国内市場規模は約1700億円といわれています。

一般名 ブランド名 販売会社 年商(国内)
スルフォニル尿素系薬剤      
 第2世代 グリペンクラミド オイグルコン 中外製薬 49億円(2005年)
  ダオニール サノフィーアベンティス  
       グリクラジド グリミクロン 大日本住友製薬 39億円(2007年)
 第3世代 グリメピリド アマリール サノフィーアベンティス  
ビグアナイド系薬剤      
 塩酸メトホルミン グリコラン 日本新薬 9億円(2007年)
 塩酸ブホルミン ジベトスB 日医工  
α―グルコシターゼ阻害剤      
 アカルボース グルコバイ バイエル薬品 140億円(2005年)
 ボグリボース
  (食後過血糖改善剤)
ベイスン 武田薬品工業 528億円(2007年)
インスリン抵抗性改善薬      
 塩酸ピオグリタゾン アクトス 武田薬品工業 416億円(2007年)
 マイレン酸ロシグリタゾン アバンディア グラクソ・スミスクライン  
速効型インスリン分泌促進薬      
 ミチグリニドカルシウム水和物 グルファスト キッセイ薬品工業
武田薬品工業
34億円(2007年)
 
 ナテグリニド  ファスティック 味の素−第一三共 60億円(2005年)
スターシス 味の素−アステラス製薬 49億円(2005年)
DPP4阻害剤 シタグリプチン 万有製薬−小野薬品工業
GLP-1受容体アゴニスト リラグルチド ノボ ノルディスク  

インスリン抵抗性改善薬

 アバンディア(GSK)とアクトス(武田)はインスリン抵抗性改善薬と呼ばれ、脂肪細胞のインスリンへの感応度を高めます。安全性の確保が難しく欧米大手は相次いで開発に失敗し、現在は2剤しか販売されていません。
 1999年に発売した武田の「アクトス」の評判が高い。売り上げは世界で2000億円を超え、同社の収益の柱に育ってきた。開発時には不明だった作用機序の解明が進み、アクトスが核内受容体(PPARγ)と強く結合することが分かってきました。PPARγは、脂肪細胞の分化を促すが、それによりインスリンの利きが悪くなった大型の脂肪細胞が、インスリンが利きやすい小型の脂肪細胞に変化するとされています。また脂肪細胞は様々な生理活性物質(アディポカイン)を出し、その中にはインスリンへの抵抗性を高める「悪玉」と、インスリンの感受性を高める「善玉」があります。PPARγは、善玉の産生を増やしてインスリンを利きやすくする作用があるようです。

速効型インスリン分泌促進薬
 膵臓のβ細胞を刺激することによりインスリン分泌を促進する糖尿病治療薬です。従来のインスリン分泌促進薬(SU薬)に比べ、服用後速やかに効果を発現することから、インスリン分泌を自然なパターンに近づけて食後高血糖を改善します。作用持続時間が短いため、従来のSU薬に比べ低血糖を惹起しにくく、また膵臓のβ細胞の疲弊を軽減することが期待されています。
 インスリン製剤の超速効型は、注射後10〜20分で効果が表れます。以前の速効型は注射後、作用するまでに約30分かかり、食前の注射と食事の時間にずれが生じると、食後の高血糖状態をうまく改善できないことや、逆に血糖値を正常時よりも下げてしまう場合がありました。
 インスリンは21個のアミノ酸からなるA鎖と、30個のアミノ酸からなるB鎖が結合したポリペプチド。超速効型はアミノ酸配列の一部を変えて吸収されやすくした。2001年からデンマークのノボノルディスクが「ノボラピッド」を、米イーライリリーが「ヒューマログ」を日本で販売しています。

DPP4阻害剤
 最近は、新しい作用の経口薬開発が進んでいます。SU薬は長期間使用しているとβ細胞が疲弊しインスリンを作れなくなりますが、DPP4阻害剤はその心配が少ないとされています。

 DPP4は、食事中に小腸下部から分泌される消化管ホルモン、グルカゴン様ペプチド1(GLP1)を分解する酵素。GLP1はβ細胞の働きを活性化したり、肝臓の糖産生の働きを抑えたり多様な役割を果たします。糖尿病患者ではなぜかDPP4が働いてGLP1の量が少ない状態になっている。DPP4を抑え込んでGLP1を活性化させ、血糖値を正常に保つ機能を高めます。
そのため、従来の糖尿病治療剤に比べ、低血糖などの副作用の発現が少ないとして期待が高いものです。

 既に国内では、米メルク子会社の万有製薬と小野薬品(PIII)、ノバルティスファーマ(PIII)、グラクソ・スミスクライン(PII)、三菱ウ ェルファーマ(PII)、武田薬品(PI)、大正製薬(PI)、三和化学研究所(PI)などがDPPIV製剤の開発に取り組んでおり、外資系製薬企業が一歩先んじています。

 このほど国内臨床入りしたのは、田辺は「TA−6666」、キョーリンは「KRP−104」。キョーリンは2006年7月に臨床入りしました。両社とも、糖尿病を含む代謝性疾患領域を重点領域の一つと位置づけており、開発を加速しています。

 海外ではメルクが開発を進めてきたシタグリプチンがすでに米国やEU 諸国等58 の国と地域で承認され、33 ヵ国で発売されています。日本でも小野薬品工業が、このほど製造販売承認の申請を行いました。シタグリプチンは、膵臓のα細胞とβ細胞に作用することによって、血糖値のコントロールに関与するインクレチンシステムを増強します。そのため、膵β細胞の機能不全によるインスリン減少や、膵α細胞やβ細胞の機能不全による肝臓でのグルコース産生の異常によって血糖が上昇しているケースなどがよい適応となります。

 海外ではそのほか、スイスのノバルティス(承認申請中)、英GSK(PIII)、田辺(PII)、大正(PI)、キョーリン(PI )などが開発を進めています。武田はFDAに販売許可申請中。内資系企業もレイトフェーズに進んでいるため、今後、海外での早期の申請、上市が期待されます。

GLP-1受容体アゴニスト
 現在国内で承認されている糖尿病治療薬とは全く異なる作用機序で血糖降下作用を示す新しいクラスの薬剤です。GLP-1はヒトの体内に自然に存在する小腸から分泌される消化管ホルモンで、血糖値に応じてインスリン分泌を促進します。
 リラグルチドはヒトのGLP-1と97%の相同性を有し、GLP-1受容体を介して血糖値が高い場合にのみインスリン分泌作用を発揮し血糖値を下げるため、低血糖の発現リスクは低くなります。

吸引式インスリン
 
吸引式インスリンでは、米ファイザーがベンチャー企業のネクターセラピューティクス(カリフォルニア州)と共同開発した「エクスベラ」が今年1月に承認され、まもなく米国で発売されます。40年ほど前から業界の夢でしたが、正確な投入量を安定させることが難しく、実現しませんでした。細かなパウダーの開発と専用吸引器の採用で注射と同じ効果を出せるようにしました。吸引式インスリンはノボなども開発中です。
 
参考になるサイト
化学ポータルサイト Chem-Station
 新規糖尿病治療薬「DPPIV阻害剤」‐熾烈な開発競争
 
平成14年度糖尿病実態調査報告 平成16年6月、厚生労働省健康局
 
高血圧症治療薬 ↑ このページの最初へ
 血圧は年齢ととも上昇し、40代では4人に1人、60代では2人に1人が高血圧になるとされており、高齢になるほど高血圧になりやすい。高血圧は心臓病や脳血管障害などの様々な病気の元となるため、現在大変に重要な薬となっています。

 1980年代の高血圧治療薬はカルシウム拮抗薬とベータ遮断薬でしたが、1990年代には、さらにアンジオテンシン(ACE)変換酵素阻害薬が加わり、現在はそれにアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)が登場しました。

 現在最も多く高血圧治療に使われるカルシウム拮抗薬は、血管を拡張する作用を持ちます。服用するとすぐに血管が拡張するので血圧が低下。効果がすぐに表れ、医師も使いやすいという特徴があります。
これに対しARBはカルシウム拮抗薬のように急速に血圧が下がるタイプの薬ではありませんが、腎臓の保護作用に優れるなど副作用は少なく、ほかの治療薬よりも患者に受け入れられやすいといわれています。そのため近年そのシェアを急速に拡大しています。また、この二種類の薬剤は医師の判断で併用する場合も多い。

 
 
アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)
 アンギオテンシンII受容体は、主に血管の筋肉に存在するタンパク質です。アンギオテンシンII受容体は、アンギオテンシンIIというタンパクが結合することで活性化され、血管を収縮させるのに必要な信号を発します。
 
一般名 商品名 販売会社 年商(国内) 備考
カンデサルタン シレキセチル ブロプレス 武田薬品 1,371億円  
バルサルタン ディオバン ノバルティス 1,144億円  
ロサルタンカリウム ニューロタン
(1998年上市)
万有製薬
(メルク)
709億円  
オルメサルタン メドキソミル オルメテック 第一三共 552億円  
テルミサルタン ミカルディス アステラス製薬 626億円  
イルベサルタン アバプロ
(2008年発売)
大日本住友製薬
(サノフィ・ブリストル)
  全世界売上3,000億円
1997年上市
イルベタン
(2008年発売)
塩野義製薬
(サノフィ・ブリストル)
 
 
Ca拮抗薬
 Ca拮抗剤は血管平滑筋の電位依存性CaチャンネルでのCaイオンの細胞流入を抑制し、細胞内遊離Caイオン濃度を低下させることにより血管を拡張させ、降圧作用を発揮します。
 
一般名 商品名 販売会社 年商(国内) 備考
アムロジピンベシル酸塩 ノルバスク ファイザー 1,340億円 高血圧症・狭心症治療薬
アムロジピンベシル酸塩 アムロジン 大日本住友製薬
(ファイザー)
592億円 同上
ニフェジピン アダラート バイエル薬品 394億円  
塩酸ベニジピン コニール 協和発酵 263億円  
 
高脂血症治療薬 ↑ このページの最初へ
 血液中にはリン脂質、トリグリセリド(中性脂肪)、コレステロールなどの脂質が存在しています。この脂質の量が異常に増えた状態を「高脂血症」といいます。高脂血症そのものに自覚症状はほとんどありませんが、致命的な病気に直接つながっていくため、早めの治療や予防は非常に大切です。

 コレステロールは、人体を構成する細胞膜を造るほか、からだの調子を整えるホルモンや、食物中の脂肪の消化吸収を助ける胆汁酸の材料となるなど大切な働きを担っています。
コレステロールは、その分類からLDLコレステロールとHDLコレステロールの2種類に分けられ、これらをあわせたものを総コレステロールといいます。
増えすぎると体に悪影響を及ぼすのは、LDLコレステロールです。悪玉コレステロールとも呼ばれ、肝臓で合成されたコレステロールを細胞に送る働きをしますが、増えすぎると血管壁にたまり、動脈硬化を進めます。
一方、HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、血管壁に過剰にたまったコレステロールを肝臓に送る働きをしています。


 中性脂肪は、皮下や内臓の周囲に多く、人間が生きていくためのエネルギー源として蓄えられています。皮下の中性脂肪(皮下脂肪)には、寒さから身を守る保温作用があります。内臓のまわりについた中性脂肪(内臓脂肪)は、骨や筋肉、内臓などを衝撃から守るクッションの役割を果たしています。このように、中性脂肪は人間が生きていくうえで大切なものなのですが、余分なエネルギーがからだの中に増えすぎると、必要以上に皮下や内臓のまわりに脂肪が蓄積されて肥満の要因になります。
また、中性脂肪の増加はコレステロールに大きな影響を与えます。中性脂肪はHDLコレステロールを減少させるため、血管壁のコレステロールを取り去ることができなくなってきます。さらに、LDLコレステロールを、より血管壁に沈着しやすい小型で酸化したものへ変化させ、動脈硬化を進める一因となります。

 高脂血症の予防には、食事の量や内容を見直し、運動を生活に取り入れるなど、ライフスタイルを改善することが重要です。食事療法や運動療法を行っても思うように効果が得られないときには、薬物療法を行います。
 
コレステロール「悪玉」を基準に診療指針を改定
 日本動脈硬化学会は脳梗塞(こうそく)や狭心症など動脈硬化性疾患の予防や治療に使う診療指針を2007年4月に改定する。従来使っていた総コレステロールにかわり「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールを原則として判断基準にする。安易な投薬治療を抑制するのが狙い。影響を受ける患者や動脈硬化の予備軍とされる人は2000万人程度いるとみられる。
 2002年に策定した現行指針は血液1デシリットル当たりの総コレステロール220ミリグラム以上を動脈硬化によって様々な病気を引き起こしやすい「高コレステロール血症」としている。これを悪玉コレステロールが同140ミリグラム以上と変更する。
 総コレステロールを基準にすると、日本人に多い、動脈硬化を防ぐ善玉の「HDLコレステロール」値の高い人も治療対象になり、不要な投薬治療につながる恐れがあると指摘されている。
 診断指針を投薬治療の開始基準と認識している医師もいることから、解説の中で、食事内容や禁煙の指導を治療の中心にすることを明記。高血圧や喫煙といった危険因子が二つまでの低リスク患者は、3〜6カ月間指導しても改善しない場合に投薬を検討するとした。
 
薬効による分類
LDLコレステロール低下薬 HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)
陰イオン交換樹脂(レジン)
フィブラート系薬剤
ニコチン酸誘導体
プロプコール
トリグリセリド低下薬 フィブラート系薬剤
ニコチン酸誘導体
イコサベント酸エチル
HDLコレステロールを上げる薬剤 フィブラート系薬剤
ニコチン酸誘導体
HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)
 
スタチン系薬(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
 世界で7剤が、100カ国以上で販売されています。7剤の年間売上は3兆2千億円に達しています。
主にLDLコレステロールを低下させます。肝臓でのコレステロール合成を阻害します。
一般名 商品名 販売会社 年商2007年
(世界)
(国内)
適応
アトルバスタチン リピトール
(2001年)
ファイザー
(アステラス)
13,682億円
947億円
高脂血症
ロスバスタチンカルシウム クレストール
(2006年)
塩野義製薬
(アストラゼネカ)
3,154億円
185億円
同上
シンバスタチン リポバス
(1991年)
メルク
(万有製薬)
2,761億円
471億円
同上
プラバスタチンナトリウム メバロチン
(1989年)
第一三共 765億円
616億円
・高脂血症
・家族性高コレステロール血症
ピタバスタチン リバロ
(2003年)
興和創薬
日産化学
三共
300億円 高脂血症
フルバスタチンナトリウム ローコール
(1998年)
ノバルティス
(田辺製薬)
48億円 同上
 
フィブラート系薬
 現状はスタチン系薬が主流となっていますが、フィブラート系薬は、中性脂肪の低下傾向が大きいとされています。
主に中性脂肪を低下させます。
一般名 商品名 販売会社 年商(国内) 適応 作用
ベザフィブラート ベザトールSR キッセイ薬品工業 98億円 ・高脂血症
(家族性含む)
・コレステロール生合成抑制
・トリグリセリド生合成抑制
フェノフィブラート リパンチル 科研製薬 35億円 同上 同上
 
陰イオン交換樹脂
 主にLDLコレステロールを低下させます。
一般名 商品名 販売会社 年商(国内) 適応 作用
コレスチミド コレバイン 三菱ウェルファーマ   ・高コレステロール血症
・家族性高コレステロール血症
・コレステロール吸収抑制
・胆汁酸吸着、排泄促進作用
 
その他
一般名 商品名 販売会社 年商(国内) 適応 作用
イコサペント酸エチル、EPA エパデール 持田製薬 357億円 ・高脂血症
・血栓症
 
プロブコール シンレスタール 第一三共   ・高脂血症
(家族性高コレステロール血症、黄色腫を含む)
・主にLDLコレステロールを低下させる。
・コレステロールの胆汁酸への異化排泄促進作用
デキストラン硫酸ナトリウムイオウ MDSコーワ 興和創薬   ・高トリグリセリド血症 ・LDLコレステロール中性脂肪を共に低下させる。
・トリグリセリドの分解促進
 
製薬会社の情報サイト(生活習慣病)
武田薬品工業株式会社 健康管理とくすりの情報 生活習慣病情報
第一三共株式会社 血管でわかる生活習慣病
アステラス製薬株式会社 生活習慣病
ファイザー株式会社 生活習慣病オンライン - 高血圧やコレステロールが気になるあなたに
ノバルティスファーマ株式会社 高血圧に関する総合情報サイト 血圧ドットコム
ノバルティスファーマ株式会社 血管しなやかねっと 生活習慣病、高脂血症、血液サラサラ、しなやかな血管を考える
塩野義製薬株式会社 生活習慣病(メタボリックシンドローム)
塩野義製薬株式会社 糖尿病の痛みとしびれ - 糖尿病の理解と知識を深めましょう
万有製薬株式会社 気になる病気・身近な病気百科
田辺製薬株式会社 健康と科学 動脈硬化こぼれ話
田辺製薬株式会社 脳卒中
アボット ジャパン株式会社 糖尿病について
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 循環器領域
日本イーライリリー株式会社 糖尿病
科研製薬株式会社 What's 中性脂肪(トリグリセライド,トリグリセリド,TG)
科研製薬株式会社 知っ得?納得!!メタボリックシンドローム
科研製薬株式会社 合併症はこわい 糖尿病ではどうなる?どうする?
科研製薬株式会社 こんな症状にご用心!−動脈硬化は足にもでます−(閉塞性動脈硬化症)
科研製薬株式会社 閉塞性動脈硬化症
バイエル薬品株式会社 生活習慣病QandA
ノボノルディスクファーマ株式会社 糖尿病
株式会社三和化学研究所 糖尿病ニコニコ学校
日本新薬株式会社 生活習慣と疾患を考える
 
参考になるサイト
動脈硬化性疾患予防ガイドラインの改訂 三菱化学グループ
 
スタチン(Statin)のすすめ On-line糖尿病ウォッチャー
 
高血圧患者を対象とした薬剤費・薬剤選択に関する実態調査 日本能率協会総合研究所、2006年5月29日
 
高脂血症治療剤、糖尿病治療剤など医療用医薬品9薬効分類の調査を実施 2006年、富士経済、2006年3月16日
 
抗菌剤 ↑ このページの最初へ
抗生物質とは、微生物が産生し、ほかの微生物の増殖を抑制する物質の総称。抗生物質を含む抗菌剤は、細菌が増殖するのに必要な代謝経路に作用することで細菌にのみ選択的に毒性を示す(人体への毒性はそれに比べはるかに小さい)化学物質です。

世界で最初に抗生物質が発見されたのは1929年のことです。A.Flemingによって青カビから単離されたPenicillinが最初です。この発見を契機としてさまざまな抗生物質が探索・合成されるに至りました。

抗生物質がもっとも威力を発揮するのは感染症に対してです。昔は現在ほど医学が発達しておらず、赤痢・結核・コレラなどに代表される感染症は脅威とされてきました。優れた抗生物質が発見・開発により、今日では感染症で死亡する人はかなり少なくなっています。

最近では科学の進歩によって、微生物を介さずに抗菌力を持った薬剤を合成することが可能となり、こうした化合物では抗生物質の定義から外れるために、「抗菌剤」という呼び方をすることもあります。さらに厳密に言えば抗生物質も抗菌剤に含まれることになり、これらを一まとめに「抗菌剤」と呼ぶことも多いものです。

風邪に伴う気管支炎などを抑える経口型の抗菌剤は作用メカニズムによってセフェム系、ニューキノロン系、マクロライド系が大半を占めます。セフェム系は塩野義製薬の「フロモックス」が、ニューキノロン系は第一三共の「クラビット」が圧倒的なシェアを持っています。マクロライド系は大正富山医薬品の「クラリス」が代表的な製品です。

国内の抗菌薬市場は5,000億円弱(後発薬除く)と言われていますが、毎年数%のペースで縮小しています。
 
製品名 メーカー 売上高(2007年度)
1 クラビット(ニューキノロン系) 第一三共 476億円  
2 フロモックス(セフェム系) 塩野義製薬 306億円  
3 クラリス(マクロライド系) 大正富山医薬品 255億円  
 
参考になるサイト
抗生物質 - Wikipedia
 
抗生物質の話 化学ポータルサイト Chem-Station
 
抗生物質・抗菌薬 薬のメモ
 
抗生物質の話 ろばさんの部屋
 
抗生物質が効かなくなっている にんにく玉本舗
 
抗インフルエンザ薬 ↑ このページの最初へ
 インフルエンザウイルスは元々鴨など鳥類の腸内ウイルスが起源であり、感染したアヒルやニワトリなどの家禽から、通常ブタを介して人に感染致します。感染力が大変強く、飛沫感染により潜伏期間1〜2日を経て発病、低温・低湿度の冬季に大流行します。
 世紀の四大流行といわれるものに、1918〜1919 スペインかぜ、1957〜1958 アジアかぜ、1968〜1969 香港かぜ、1977〜1978のソ連かぜがあり、このうち、スペイン風邪は、6億の人が罹り、2300万人が死亡、わが国でも人口の半数近くが罹り、38万人が亡くなりました。人々が免疫を持たない新型インフルエンザが発生すると、このように一大脅威となります。
 インフルエンザには、ウイルス表面突起の抗原性の違いによるA型、B型、C>型があります。C型は、稀に小児期に重症化することがありますが、成人では症状が軽く、いずれにもあまり問題になりません。 インフルエンザ(特にB型)は、若年者に多く感染する傾向があります。 
 
20世紀に大流行した新型インフルエンザ
発生年 名称 死者数
1918 スペイン風邪 H1N1 4000万人  
1957 アジア風邪 H2N2 200万人  
1968 香港風邪 H3N3 100万人  
1977 ソ連風邪 H1N1  
なお、米国では毎年平均して約3万6000人が、通常のインフルエンザにより死亡。全世界ではその数は、推定で25─50万人に達するといわれている。因みに日本では年間1万人前後が死亡。近年の死亡者の8割以上は65歳以上の高齢者である。
 
抗インフルエンザ薬
 日本では1988年にアマンタジン(シンメトレル・内服)がインフルエンザ治療薬として認可されました。ただし、A型インフルエンザのみにしか効果がありません。次いで2001年にインフルエンザウイルスが細胞から細胞へ感染、伝播することを阻害する薬剤オセルタミビル(タミフル・内服)、ザナミビル(リレンザ・吸入)が保険適応となりました。3剤とも発症後48時間以内に服用しないと効果がありません。
 日本を含む世界各国は現在、世界保健機関(WHO)が2005年に作成した「世界インフルエンザ事前対策計画」を基に、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人に感染する新型インフルエンザの流行に備えて、人口の25%前後のインフルエンザ治療薬の備蓄を進めています。
オセルタミビル(タミフル・内服) 中外製薬
 インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼ阻害作用を持つ薬ですA型、B型どちらにも効果があります。
 
ザナミビル(リレンザ・吸入) グラクソスミスクライン
 インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼ(NA)の作用を阻害することによって、細胞内で感染増殖したウイルスが細胞外に放出されることを抑制し、抗ウイルス作用を発揮します。この薬は、A型、B型どちらにも効果があり、さらに発症を予防する効果も期待されています。
 
アマンタジン(シンメトレル・内服) ノバルティスファーマ
 A型ウイルスが持っているM2というタンパクに作用することで、インフルエンザウイルスの遺伝子が細胞内に送り込まれるのを阻止し、抗ウイルス作用を発揮します。このためアマンタジンは、A型インフルエンザウイルスに対しては大きな効果が期待できますが、B型には効きません。
 
 
抗インフルエンザ薬(開発中)
抗インフルエンザウイルス薬「T-705」 富山化学工業株式会社
 富山化学が創製したウイルス由来RNAポリメラーゼ阻害剤。
インフルエンザウイルスの増殖に必要なRNAポリメラーゼというタンパク質の働きを抑える薬です。H5N1型を含む広範囲なインフルエンザをターゲットとします。(鳥インフルエンザだけではなく、現在流行しているようなA、B型の季節的インフルエンザにもタミフル以上の有効性が期待されています)
  2007年3月9日 米国で臨床第I相試験を開始
  2008年1月8日 日本で臨床第U相試験を開始
 
※RNAポリメラーゼ
人間の細胞でタンパク質が合成される過程の出発点はDNAで、RNAポリメラーゼによりDNAの情報がRNAに転写され、その情報をもとにタンパク質がつくられます。
 
抗インフルエンザウイルス薬「CS-8958」 第一三共株式会社
 第一三共が創製した抗インフルエンザウィルス薬。
CS-8958 は、長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害薬であり、1回の投与のみで治療効果および週1回の投与での予防効果を期待し、インフルエンザウィルスの感染部位である肺、気管に直接作用する吸入剤として開発中。
 A 型、B 型のみならず、非臨床試験にてH5N1 鳥インフルエンザウィルスに対する効果も確認している。
  2008年1月  臨床第U相試験を開始。
  2008年11月  臨床第V相試験を開始(台湾、香港、韓国での国際共同試験)。
           2009年末の承認申請を目指す。
  欧米では現在臨床第I相試験を実施中
 
抗インフルエンザウイルス薬「ペラミビル」 塩野義製薬株式会社
 米製薬会社のバイオクリスト(アラバマ州)からの導入品。(2007/3/6
ペラミビルは、バイオクリスト社が米国をはじめとする各地域で開発中の抗インフルエンザウイルス剤(ノイラミニダーゼ阻害剤)。A 型およびB 型インフルエンザウイルスに強い抗ウイルス活性を有し、特にB型でタミフルに比し,強い活性を示す。また、高病原性トリインフルエンザウイルス(H5N1)にも活性を示す。
  米国では現在、第U相臨床試験が進行中
  アジア共同Phase III 試験を実施中(今シーズン(2008〜2009年)で症例集積完了予定)
 
 
プレパンデミックワクチン
 「新型インフルエンザ用のワクチン」は、新型インフルエンザウイルスが発生しないと製造することができません。現時点では、新型インフルエンザウイルスが存在しないため、ワクチンもありません。しかし、日本を含む先進工業国では、これまでの鳥からヒトへ感染した事例から分離されたウイルスを元にワクチン用に開発された種ウイルスから、A/H5N1亜型のインフルエンザウイルスに対するワクチンを開発しています。このワクチンは「プレパンデミックワクチン」という位置づけになり、新型インフルエンザ用のワクチンではありません。
 実際にはパンデミックになった際に、そのときのウイルスを使用して製造される「パンデミックワクチン」が必要となります。  しかしながら、パンデミックワクチンはあくまでパンデミックが発生してからでないと製造できませんし、その製造には、ウイルスが発見されてから少なくとも6カ月間かかります。このため、最初のパンデミック第一波には間に合わないので、状況によっては、少なくとも基礎免疫をつけることができる「プレパンデミックワクチン」を接種することも考えられています。
 
新型インフルエンザワクチン(H5N1 型) (社)北里研究所デンカ生研(株)(財)阪大微生物病研究会(財)化学及血清療法研究所
 ベトナム株を用いて作製したプレパンデミックワクチンでの第U/V相臨床試験(二重盲検試験)を終了。その成績等を基に2007年1月末日までに、「沈降インフルエンザワクチン(H5N1)」の製造販売承認申請を行った。
 「沈降インフルエンザワクチン(H5N1)」は、ワクチンとして高い免疫原性が期待できる不活化全粒子型抗原とアルミニウムアジュバント(免疫増強剤の一種で、小児に接種される沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンや小児及び成人に接種される組換え沈降B 型肝炎ワクチンに幅広く実用化されているアジュバントです)を組み合わせたH5N1 型インフルエンザワクチンであり、新型インフルエンザに対する予防効果を有するものと期待されています。
 
新型インフルエンザワクチンUMN-0501 UMNファーマ
 米国Protein Sciences Corporationから導入した細胞培養法(BEVS)を用いた鳥インフルエンザ対応のワクチン。従来のように鶏卵を使わず、昆虫を用いた遺伝子組み換えワクチン。ワクチンの製造・供給が6〜8週間で可能になる。
 第T/U相臨床試験の実施中。2010年にP3試験、2011年に承認申請を行い、2011年中の発売を目指す。
 
参考になるサイト
健康:結核・感染症に関する情報 厚生労働省
 新型インフルエンザ対策関連情報
 
事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン(改定案) 厚生労働省
 本ガイドラインは、事業者・職場における新型インフルエンザ対策の計画と実行を促進するため、感染予防策と重要業務の継続を検討するにあたり必要と考えられる内容を示したものである。
 
新型インフルエンザとは? 厚生労働省
 近年、鳥インフルエンザ(H5N1)が鳥から人に感染する事例が数多く報告されています。この鳥のインフルエンザウイルスが変異し、新型インフルエンザが発生する可能性が危惧されています。 新型インフルエンザとは、人類のほとんどが免疫を持っていないために、容易に人から人へ感染するものであり、世界的な大流行(パンデミック)が引き起こされ、大きな健康被害とこれに伴う社会的影響が懸念されるものです。 政府は新型インフルエンザの発生に備えた行動計画を定め、同計画に基づいた準備を進めています。新型インフルエンザ発生時には、感染の広がりを抑え、被害をできる限り小さくするために、国や自治体における対策は持ちろんの事、一人一人が必要な準備を進め、実際に発生した際は適切に対応していくことが大切です。
 
抗インフルエンザウィルス薬に関するガイドライン 厚生労働省
  
インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A 国立感染症研究所 感染症情報センター
  
 
プレスリリース
プレスリリース グラクソ・スミスクラインplc、2007年08月10日
 グラクソ・スミスクライン、米国保健社会福祉省より H5N1型インフルエンザ抗原バルクを新規受注
 北米地域でのプレパンデミックワクチンの臨床試験も開始
 
プレスリリース サノフィパスツール、2006年11月20日
 サノフィパスツール、米国政府と新しいタイプのH5N1プレパンデミックワクチン供給に関する契約を締結
 
 
用語説明
ノイラミニダーゼ
 ノイラミニダーゼ(NA)は、ウイルス表面にある突起のことで、NAは、生体内に侵入したウイルスが標的細胞に到達する前にシアル酸を含む阻害因子で不活化されることを防ぎます。また、NAは感染細胞内で増殖したウイルス粒子が、感染細胞から放出する際に働きます。この働きによってウイルスは、未感染の細胞へと次第に広がっていき、さらなる増殖が可能になります。ノイラミニダーゼ阻害剤はこの働きを止めることで、インフルエンザウイルスの増殖を抑えます。日本国内で承認されているノイラミニダーゼ阻害剤には、ザナミビルやリン酸オセルタミビルがあります。
 現在、ノイラミニダーゼはA型インフルエンザウイルスにおいて9種類が報告されており、ヒトに感染するインフルエンザウイルスではN1、N2の2種類がわかっています。その他、ブタ(N2、N3)、ウマ(N7、N8)、アザラシ(N6、N8)について、2種類が確認されていますが、鳥類は9種類全てのケースが報告されています。
 
RNAポリメラーゼ
 DNAを鋳型として RNA を合成する酵素で「転写酵素」とも呼ばれる。正確には「DNA 依存性 RNA ポリメラーゼ」といい、数種類のタンパク質(サブユニット)から構成されるタンパク複合体である。タンパク質の設計図は遺伝子DNAに存在するが、遺伝子に書かれたタンパク質の情報(塩基配列)はいったんmRNA(メッセンジャーRNA)に転写された後に、リボソームによってアミノ酸へと翻訳されタンパク質ができる。ここでDNAからmRNAへの転写を行うのがRNAポリメラーゼである。RNAポリメラーゼは遺伝子DNAを鋳型に、RNAの素となる4つのヌクレオシド(A:アデノシン, U:ウリジン, G:グアノシン, C:シチジン)を重合しmRNAを合成する。
 また鋳型を必要としない酵素もあり、真核生物のもつpoly(A) ポリメラーゼは、鋳型を必要としないで逆転写産物にpoly(A) 鎖を付加することで転写後の遺伝子発現制御機能を持っている。これを鋳型非依存性RNAポリメラーゼという。
 
高病原性鳥インフルエンザ
 高病原性鳥インフルエンザとは、鳥類のうちニワトリなどの家禽類に高致死性の病原性を示すインフルエンザウイルス感染による疾病で、家禽類が感染すると、神経症状、呼吸器症状、消化器症状等の全身症状をおこします。また、これまでに弱毒のインフルエンザウイルスが家禽類で伝播を繰り返すうちに、強毒に変異した事例も確認されています。1997年に香港で発生した高病原性鳥インフルエンザウイルス感染による18人中6人死亡の症例以来、家禽類に限らず、重要な人獣共通感染症と認識されています。
 
H5N1型トリインフルエンザウイルス
 A型インフルエンザウィルスの一種であり、高病原性トリインフルエンザの原因となるウィルス。
感染力にきわめて富む種類であり、鳥類だけでなく人にも感染する。 現在人から人へは感染しないがこのウィルスは変異して新型インフルエンザウィルスになる可能性が高いと言われており、WHOが警告している。
 今までのインフルエンザウィルスは呼吸器の表層の炎症だけで済んでいるが、このウィルスは血液を介して他の内臓にも炎症を引き起こさせる重篤度の高い危険なウィルスである。
 
花粉症治療薬 ↑ このページの最初へ
 花粉症は1960年代から増え始め、現在では日本人の約2割、、約2400万人が花粉症患者であると言われています。原因となる花粉は日本ではスギやヒノキが多いのですが、イネ科やキク科など50種以上の植物による花粉症が確認されています。
 スギによる花粉症が日本で急増している原因としては、第二次世界大戦後に木材用として都市近郊に植えられたスギが、安い海外からの木材が使われるようになったことなどで切られないまま大量に残り、ちょうど開花時期を迎えていることや、自動車などの排ガスに含まれる細かい粒が花粉と結びつき、症状を引き起こす説などが指摘されています。
 花粉症の医療費は2000億円、医療費以外の、市販薬や、マスク、甜茶などいわゆる花粉症市場は1000億ともいわれています。花粉症向け薬品の市場は成長が見込め、製薬企業は新薬の開発体制を強化しています。
 
海外の事情
 人口の1割超の4000万人が花粉症とされる米国では、晩春から初夏にかけてはムギやイネ科の植物、夏から秋口にかけては道端のブタクサが花粉を飛ばします。花粉シーズンは暖冬と猛暑によって徐々に通年化しつつあります。
 仏ではでは人口の約2割が花粉症などに苦しんでいるそうです。欧州諸国ではイネ科の植物が中心。ハンノキ、ポプラ、スギやハンノキ、カバノキなどが花粉を飛ばします。スペインやイタリアも花粉量が多く、セルビアなど中東欧も含め、欧州全域が花粉の影響を受けつつあります。

 19世紀初頭の英国で、干し草を扱う農家の人々が症状を訴えたのが花粉症の最古の例の一つとされ、欧米では今でも花粉症を「枯れ草熱」(hay fever)と呼ぶそうです。
 
花粉症のメカニズム
 花粉が体に入ると、体内の免疫反応で花粉に含まれる成分を異物(抗原)と認識してIGE抗体という特殊なタンパク質ができます。この抗体がたまると、再び体内に入ってきた花粉とくっつき、炎症を引き起こすヒスタミンなどの物質を放出します。これが目や鼻の粘膜に作用し、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こします。
 
抗ヒスタミン剤
 病院で最近処方される抗ヒスタミン剤は第2世代と呼ばれ、市販薬に配合される旧世代のものよりずっと眠くなりにくくなっています。中でも注目度が高いのは、2004年秋に発売されたシェリング・プラウ社の「クラリチンレディタブ錠」です。一般的に抗ヒスタミン剤の服用後は自動車の運転を避けるべきとされていますが、この薬はサノフィ・アベンティス社の「アレグラ」とともに、添付文書でも特に注意喚起はされていません。水なしで飲める便利さや、一日一回の服用で済むことも受けています。

 アレグラ(サノフィ・アベンティス)  2000年11月発売、国内シェアトップ。飲んでも眠くなりにくい。
 クラリチンレディタブ錠(シェリング・プラウ)  2004年11月発売  水なしで飲める。口に入れると1秒で溶ける。
                            アレグラ同様、眠くなりにくい。
 
根治療法
 減感作療(げんかんさ)法は、花粉のエキスを注射してアレルギー反応を弱める免疫療法の一種で、現在唯一の根治療法です。有効性は7〜8割と高いのですが2〜3年以上続ける必要があり、ごくまれに起きる重篤な副作用を恐れ、避ける医師が多いといわれています。これに対し「舌下」療法は注射より多くのエキスを投与でき、治療をやめても3年間は効果が続きます。重い副作用が少なく、患者の負担も小さいので小児にも使いやすいといわれています。

  免疫・アレルギー研究と花粉症対策の最前線 BTJジャーナル、2007/2 No.014
 
製薬会社の情報サイト
武田薬品工業株式会社 花粉症の予防と治療
武田薬品工業株式会社 「健康チェック通信 春号」 [花粉症]知っておきたい予防と治療の知識
アステラス製薬株式会社 花粉症
大日本住友製薬株式会社 花粉症でお悩みの方に
グラクソ・スミスクライン株式会社 花粉症、アレルギー性鼻炎情報が満載! 鼻のおまもり
万有製薬株式会社 気になる病気・身近な病気:花粉症
協和発酵株式会社 花粉症*ナビ
明治製菓株式会社 花粉症に負けない方法教えます
サノフィ・アベンティス株式会社 アレルギーi 花粉症対策
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 健康 - 疾患情報 - 花粉情報
大鵬薬品株式会社 花粉症対策Q&A
参天製薬株式会社 あなたを悩ますアレルギー その原因と対策
参天製薬株式会社 花粉症と目のかゆみ
参天製薬株式会社 ひとみ学園:ひとみ教室:花粉症 1-9
キッセイ薬品工業株式会社 スギ花粉飛散情報
旭化成ファーマ株式会社 花粉症
日本新薬株式会社 花粉飛散予報2007 鼻アレルギーお役立ち情報
シェリング・プラウ株式会社 花粉症すっきりネット
千寿製薬株式会社 アレルギー性結膜炎のはなし
ロート製薬株式会社 アルガード花粉手帖
ライオン株式会社 花粉をガードしてここちよくすごしましょう
 
参考になるサイト
花粉症のお薬リンク 
 
慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室 アレルギー研究班
 
2007 年花粉症に関する調査 ロート製薬、2007/2/6
 
花粉症特集 厚生労働省
 
【アレルギー総合サイト】アレルギーのここカラダ
 アレルギーに関する総合情報サイト。基礎知識から症状チェック、病院検索までできます。アレルギー情報館
 
リウマチ・アレルギー情報 厚生労働省
 
リウマチ・アレルギー対策委員会報告書 厚生科学審議会、2006/10
 
「花粉症を持つ人の生活実態調査」概要 日本能率協会総合研究所、2001年
 
 
リウマチ治療薬 ↑ このページの最初へ
関節リウマチの治療について リウマチ情報センター
 
関節リウマチに新薬 読売新聞、2008/8/29
 
 
※本サイト掲載する情報・データはあくまで一般情報であり、個別の患者さんとその治療に関して特定の治療法などを推奨したりするものではありません。治療に関しての判断は、主治医などの医療者とご相談のうえご自分でなさってください。
 
↑ このページの最初へ
  ご意見・ご感想をお寄せください。info@beagle-hc.com ‖ このサイトについて                                     
  Copyright 2006 - 2009 uTRAM Corp. All Rights Reserved